事業承継と未来を共に創る挑戦
- 康弘 主藤
- 9月16日
- 読了時間: 2分
日本の中小企業が直面する最大の課題の一つが「事業承継」です。私の古くからの友人が経営する会社も、30年近く堅実に利益を上げてきたものの、承継者が不在という現実に直面しています。親族にも適任者はおらず、このままでは事業の継続が難しい状況にあります。
一度は「買収・譲渡」という選択肢も議論しました。しかし、まずは社内に眠る可能性を見いだし、それを承継につなげることを大切にしたいと友人が気持ちを切り替えました。社員自身が未来を担う覚悟を持ち、社外の支援や仕組みと組み合わせることで、事業の灯を次世代につなげることができるのではないか、可能性を見つける動きに変わりました。
これは一つの会社だけの話ではありません。例えばあるものづくりで栄えた地域の多くの組合も、次世代に技術や産業を受け継げず、不動産業など別の事業へと移ってしまった事例が少なくありません。農業をはじめ、一次産業でも同様です。本来ならば誇るべき産業や文化を次世代に渡せたはずなのに、その芽が失われてしまうのは、とても残念なことです。、後継者不足や構造的な課題の中で、持続的な担い手をどう育てるかが問われています。
私たちワイズパートナーズは、単なる助言者ではありません。現場に寄り添い、経営者や社員と共に汗をかきながら課題に向き合い、新しい一歩を共に形にしていく。そうした伴走支援を通じて、人と組織の可能性を引き出し、未来を共に創っていくことが、私たちの使命です。
事業承継は避けられない課題です。しかしその過程は、単なる「引き継ぎ」ではなく、新しい価値を生み出し、未来をつなぐ大切な挑戦でもあります。
承継は、次世代を共に創るための大切な一歩 2025年9月16日










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